LinuxでUSB接続のストレージをsambaで共有する

USB接続のHDD等をLinuxにマウントしてSambaで共有する方法

知人がraspberry piでファイルサーバーを作るのになかなか難儀していたので協力することになった。
もう何年の前にLinuxでSambaを使ってファイルサーバーを作ったことがあった私だが・・
「USB機器をmountしてSambaをインストールし、smb.confをちょちょっと書き換えれば出来るな!…」などと安易に考えていたのでしたが、なんと!!なかなかインストールが先に進まない。
簡単にWindowsのネットワークを開けば共有ファイルが見えるようにはならないんです。
それに、いつの間にかWindowsの仕様??が変わってしまって表示しない!動かない!!
そんな訳で、またも覚書です。

まずはUSB機器のマウント

まずはUSB接続でHDDをmountしてみることにする。

1. USBデバイス名を調べる
   USBを未接続の状態と、接続状態の両方それぞれで以下のコマンドを入力

$ ls /dev/sd*

   結果の違いから、USBのHDDは /dev/sda1 というデバイス名だとわかった。
   他に調べる方法として簡単な方法としては

$ sudo blkid

   と入力し、出力された以下の文

/dev/mmcblk0p1: LABEL_FATBOOT="bootfs" LABEL="bootfs" UUID="EF6E-C078" BLOCK_SIZE="512" TYPE="vfat" PARTUUID="ea92b713-01"
/dev/mmcblk0p2: LABEL="rootfs" UUID="4aa56689-dcb4-4759-90e6-179beae559ac" BLOCK_SIZE="4096" TYPE="ext4" PARTUUID="ea92b713-02"
/dev/sda1: LABEL="HDD" BLOCK_SIZE="512" UUID="B99A73D38A628E26" TYPE="ntfs" PARTUUID="e27dbb85-01"

/dev/sda1: LABEL=”HDD” BLOCK_SIZE=”512″ UUID=”B99A73D38A628E26″ TYPE=”ntfs” PARTUUID=”e27dbb85-01″
ここがUSB機器情報なのでこれを使います。
ちなみにUSBメモリなら
/dev/sda: UUID=”C51E-E72D” BLOCK_SIZE=”512″ TYPE=”vfat”
などと表示される
特にこれらの情報では、UUIDとTYPE(フォーマットのタイプ)が重要です。

2. 自分のIDを調べておく

$ id

現在ログインした自分のユーザー名myuserのuid とgidがわかります。
uid=1000(myuser) gid=1000(myuser) groups=1000(myuser)….

3. 試しにmountしてみる

まずmount先のホルダ /share を作ります。
場所はどこでも良いのですがテストなので書き込み権限などの問題が起こらないように自分のホームの/Publicホルダに/shareを作ってTESTします。

$ mkdir /home/myuser/Public/share

そこにUSB機器  /dev/sda1 をマウントすることとします。
しかし、すでにUSB接続したときに自動で外の場所にマウントされているので、いったんアンマウントして、再度マウントしなおします。

$ sudo umount /dev/sda1
$ sudo mount -t ntfs-3g -o owner,uid=1000,gid=1000,utf8 /dev/sda1 /home/myuser/Public/share

エラーが出なければOKです。
このNTFS フォーマットのドライブを認識させるには、予め ntfs-3g というパッケージをインストールする必要があるかもしれません。その時は以下説明に沿ってインストールしてください。
詳しくは、ネット上の他の文献を参考にしてくださいね。

mount -t ntfs-3gの説明
コマンドのオプションには以下があります。
ext4 Linuxのファイルシステム
ext2ext3 少し前のLinuxのファイルシステム
msdos MS-DOSのファイルシステム
vfat FATのファイルシステム
iso9660 CD-ROMなどの光学ディスク全般
ntfs-3g NTFS
   ただし、NTFS フォーマットを扱うために ntfs-3g を使用する。
   インストールされているか確認。
      $sudo dpkg -l | grep ntfs-3g
   もし、インストールされていない場合は、インストールする。
      $sudo apt install ntfs-3g
nfs ネットワークファイルシステム

など、フォーマットの種類で書き換えます。
-o owner以下の部分はマウントされたファイルシステムの権限を持つ者のuid,gidです。
もちろん自分のホームディレクトリに作ったのだから、扱いやすいように先程の自分のuid,gidを入れましょう。

エラーがでなければOK mount出来ることがわかった。
マウントを自動起動でするように組み込むのはsamba設定後にする。

Sambaの設定をする

1. Sambaをインストールする

インストール説明は他のサイトにまかせてインストール終了したとします。
sambaをインストールしたなら次の再起動コマンド、Linuxの種類によりもよります

$ sudo systemctl restart smbd

または

$ sudo service smb restart

おおまかにどちらかのコマンドで再起動出来ます。
なにもエラーなくコマンドに戻ればインストールはOK

2. Sambaの設定を開く

$ sudo nano /etc/samba/smb.conf

必要のないオプションもあるかもしれないが、とりあえず無ければ追加する

	[global]
	dos charset = CP932
	netbios name = raspi4
	security = user
	wins support = yes
	browseable = No
  	# 以下の1行をglobalに追加しておけば余計な[nobody]共有が表示されなくなる
	browseable = No
	
	[homes]
   	comment = Home Directories
  #homesは必要無いので今回は非表示に!!
   	browseable = No
   	guest ok = no
	read only = yes

	[share]
    #今回はここを共有。誰でも読み書き可の設定
    comment = Share
    path = /home/myuser/Public/share
	force user = myuser
	security = user
	force group = myuser
    force create mode = 0777
    force directory mode = 0777
    guest ok = yes
    read only = no
	browseable = yes
	writable = yes
    #アクセス権のないものは表示しない設定にするために次の1行追加
	hide unreadable = yes

再起動コマンドを打ってsambaを再起動する。

自動でマウントするようにするには

電源を入れたときにマウントを自動でさせるには、おおまかに2種類あります。
ひとつは、/etc/fstab に書き込んで最初からroot権限でマウントする方法
もう一つはOSが起動した後、/etc/rc.local からマウントさせる方法があります。

2つを比べるとサーバーとしてCUIで起動するならfstab起動が良いと思います。
GUIでいつも決まったユーザーで起動しているなら rc.local に書いても良いでしょう。
そのままmountコマンドを書き込めるので簡単です。
fstabに書き込んだ場合は、入力ミスがあったらOSそのものが起動しないなんて事が経験上何度かあったので慎重な書き込みが必要です。どちらが適しているかは使い方次第です。もっともCUI起動ならfstab一択でしょうけどね。

rc.local での自動マウント処理方法

$ sudo nano /etc/rc.local

と入力し開きます。
#!/bin/sh -e の下の行にmount設定を追加しましょう。(#はコメントアウトですので無視されます)

先程のマウントコマンド文字をそのまま入れます
mount -t ntfs-3g -o owner,uid=1000,gid=1000,utf8 /dev/sda1 /home/myuser/Public/share

	#!/bin/sh -e
	##vfatフォーマットのUSB memoryの時は以下のように
	##mount -o owner,rw,uid=1000,gid=1000,utf8,flush /dev/sda /home/myuser/Public/share
	##今回はNTFSのUSB HDDなので以下のように
	mount -t ntfs-3g -o owner,uid=1000,gid=1000,utf8 /dev/sda1 /home/myuser/Public/share
	#

保存してLinux を再起動します。
これでWindowsからアクセスしてみる。すぐにはネットワークに現れないときがある
その時はwinパソコンも再起動すると現れると思います。

fstab での自動マウント処理の方法

今度は先程とマウント場所を変えます。root権限で予め/mnt/samba/hddというホルダを作っておきましょう。そこにmountすることとします。
(root権限で無くても良いのだがuid,gidを指定することで、rootホルダーがマウントするとmyuserのユーザーホルダに権限が変化してマウントされるのでそれを確認するためです^^;)

sudo nano /etc/fstab

以下のように表示(例)されるので最後の行を追加
UUID=B88A62D38A628E26 /mnt/samba/hdd auto nofail,uid=1000,gid=1000,umask=002 0 3

proc                  /proc          proc     defaults          0       0
PARTUUID=ea92b713-01  /boot/firmware  vfat    defaults          0       2
PARTUUID=ea92b713-02  /               ext4    defaults,noatime  0       1
# a swapfile is not a swap partition, no line here
#   use  dphys-swapfile swap[on|off]  for that
UUID=B88A62D38A628E26 /mnt/samba/hdd auto nofail,uid=1000,gid=1000,umask=002 0 3

[上記 UUIDの行の解説]
通常
UUID=B88A62D38A628E26 /mnt/samba/hdd auto default 0 0
のような簡単な書き方をしてマウントしてしまうと、マウントの中はすべてroot権限になってしまって何かと不便です。それなので細かくuid,gidを指定してマウントする。

左から説明すると
デバイスファイル名:UUIDは blkidで調べたマウントすべき物のUUID。””をつけずに入力
次はマウントポイント
次の autoはファイルシステムの種類 ntfsなのでntfsと書いても良いがautoにすると自動認識となる。
次はマウントオプション
nofailはマウントポイントのマウントに失敗してもブートは続行という意味。
知りませんでした!以前は無かった新しいもの??エラーを出さずに読み飛ばしてくれる(必須かも)
uid, gidは誰としてmountするか指定出来る。これでrootホルダでもmyuserになれるはず。
次はumaskで、新しくファイルを作成する際に、許可しないビットを示すもの。
普通、ファイルの新規作成時はファイルの実行ビット (eXecute) は立てないので、
umask が 022 ということは、666(rw-rw-rw-) から 022 を引いた 644(rw-r–r–) というパーミッション
で新規ファイルが作られることになる。
umask が 002 なら 664 、 umask が 000 なら 666 となる。
次のゼロはdumpフラグ、1であればdumpコマンドによるバックアップの対象になる。etx2/3は1を指定し、その他は0を指定
最後は、fsckがチェックする順番

これで、誰でも読み書き出来るSamba共有は完成!!
ただ、今回は解説なしですが他のマシンからSambaにアクセスできるようにファイアウォールの設定の変更は必要です。

smbdファイル共有、プリンタ共有などのSMBサービスを提供。待機ポート番号は139/tcpと445/tcp
nmbdNetBIOSのネームサービスを提供。待機ポート番号は137/udpと138/udp
とのことなのでそれらのポートについてはファイアウォールの設定をやっておいてください。


ついでにPassword認証もやってみよう!

Sambaでパスワード認証する

これらは、他のサイトに詳しく書いてあるのでササッと簡単に参ります。

1.Sambaにアクセスするユーザーを作成します。

ユーザーはとりあえず今ログインしているmyuserにします。
パスワードを聞かれてきますので入力します。

$ smbpasswd -a myuser
New SMB password:
Retype new SMB password:
Added user myuser.
<参考資料>
尚、Sambaは、Linuxのユーザー認証とは異なる認証システムを持っている。
新規ユーザーにSambaパスワードを設定するには、smbpasswdコマンドでLinuxとは別にパスワードを設定する必要がある。Sambaにはパスワードを同期させる機能もあり、Sambaで変更したパスワードをLinuxに自動的に反映することもできる。
この機能を利用するためには
$ sudo nano /etc/samba/smb.conf で開いて、
[global]セクションに以下の記述を追加する。
unix password sync = Yes
passwd program = /usr/bin/passwd %u

まあ、同期する必要があれば追加してください。

2.Sambaの設定を開く

$ sudo nano /etc/samba/smb.conf

[Share]以下を修正する

omment =Share
path = /mnt/samba/hdd
force user = myuser
security = user
force group = myuser
force create mode = 0665
force directory mode = 0774
guest ok = no
read only = no
browseable = yes
writable = yes
hide unreadable = yes

3.再起動

Sambaサーバでは次の2つのサーバプロセスsmbdとnmbdがサービスを提供してる。
まずは
$ sudo service smb restart
で sambaを再起動するのだが、nmbdはそれで一緒に再起動するのかどうかよく知らない。
なのでその後に
$ sudo service nmbd restart
として、こちらも一応再起動させておいたほうが間違いがないので実施してます。

WindowsネットワークにLinuxが表示されてもアクセス出来ない場合

Windows 11 のエクスプローラーからLinux上のsambaサーバーにアクセスしようとするが
「この共有に対するアクセス許可がありません」というメッセージが表示されてアクセス出来ない場合の対処。

1.Win + R で検索ボックスを出して
  名前の欄に gpedit.msc と入力

2.ローカルグループポリシーエディターが立ち上がるので
[コンピューターの構成] >> [管理用テンプレート] >> [ネットワーク] >> [Lanman ワークステーション]
を選び、その中の安全でないゲストログオンを有効にするをダブルクリックして表示させる。
「有効にする」にチェックを入れて「適用」ボタンを押す。
その後、それらを終了させる。

3.Windowsを再起動する。
これで、ネットワークのコンピューターからパスワード認証の画面が出現!!

おいおい!!Windows11になって余計な設定変更をしないでほしい!!

これがわかるまでに随分と時間を費やしてしまったじゃないか!!

これは覚書として残しておかないとまた次も悩みそうです・・・

Windowsネットワークに表示される時とされない時があり、安定しない場合

現在のWindowsバージョン23H2では、SambaでWindowsネットワークに表示されない、または表示しても次に開くと消えている等の不具合があるようです。非常に安定していません!!
Sambaサーバーを再起動して直後はネットワークに表示するのですが、時間が経つと表示が消えているようならWindowsが原因です。
以下のようにネットワークを開いて直接 \\192.168.1.130のように目的のパソコンのアドレスを入れてみて下さい。それで開けるようならSambaサーバーは正常に動いています。
そのような状況ならWindowsに問題があります。気長にWindowsの不具合の修正を待つしか今のところ手がないようですョ。その時はアドレスのリンクを作って直接呼び出して使用しましょう。

ホスト名(ドメイン)からIPアドレスを取得する方法 覚書

C# で”localhost”や”*****.com”などのホスト名(ドメイン)から実際のIPアドレスを取得する

C# で実際のドメイン名から実際のIPアドレスを知りたいときがある。
しかしそのような場面はそう多くはないので、すぐに忘れてその度にどうだったのか調べに行ってた。
そのような訳で簡単な覚書を書いておこうと思う。

実際のコードは以下。とても簡単で短いコードです。

        private string CheckIP(string host)
        {
            try
            {
                string adr = "";
                IPHostEntry ip = Dns.GetHostEntry(host);
                foreach (IPAddress address in ip.AddressList)
                {
                    if (address.AddressFamily == AddressFamily.InterNetwork)
                        adr = address.ToString();
                }
                return adr;
            }
            catch
            {
                return "正しくないホスト名";
            }
        }

まあ、使うところで string IP_Adress = CheckIP(”localhost”); で
”127.0.0.1”がIP_Adressに入るという簡単なもの。
でも私的には、普段はほとんど使わないコードです。忘れちゃうので覚書しました。

sqlite-net-pclを使ってみた

Visual C#でSQLiteデータベースを使うときにNuGet パッケージ マネージャーでSQLiteのパッケージを選択して使わせて頂いていた。それにしてもSQLiteのパッケージにもずいぶんと種類があって、どれを使っていいか迷いますね。その割にネットで使い方があまり書いてないので、素人にはなかなか分かりにくい状況です。ともかく、覚書ということでありますので、いつもの様にネットで検索して基本の動作部分は丸パクリ??ごめんなさい (;^_^A)で作ってみましょう。
WindowsFormで使うときは、私は「System.Data.SQLite.Core」 を使ってデータベースを作成していました。今回はAndroidやiOSでのアプリ開発でよく使われている sqlite-net-pclというパッケージを使ってSQLiteを動かしてみようと挑戦しました。SQLite.NET データベースをローカルに格納というわけです。
もっとも、作ったこともないAndoroidアプリ!!いきなりはハードルが高いので今回はWindowsFormで動作を確認しようと思ってます。そのうちAndroidアプリを作ってみるつもりです。

さて、まずはVisual C#で新しいプロジェクト作成から [C#]・[Windows]・[デスクトップ]で、テンプレートをWindowsフォームアプリ(.NET Windowsフォーム)を作成するを選びましょう。
プロジェクトの名前はとりあえず「SQLite_Net」にしておきます。

さて、肝心のパッケージを取ってきます。
メニューバーの「ツール」から「NuGetパッケージマネージャー」そして「ソリューションのNuGetのパッケージの管理」を選んで検索窓から「sqlite-net-pcl」と入力すれば出てきます。

それを選択してインストールしましょう。
インストールが済んだら早速フォームの作成です。

フォームにはツールボックスから以下のようにコントロールを配置します。

左の真ん中はListBox、右はDataGridViewです。主なものには赤文字で名前を書いておきました。
なお、DataGridViewのDataSouceはbindingSource1でやりとりするので、上の図には表示されていないけれど、フォームにbindingSourceを追加してあります。
データの表示は、これらに表示出来ればとりあえず応用が利くということでやっていきましょう。

Form1には頭に目的のusing SQLite;を入れておきます。

using SQLite;

次に空のデータベースを作成する 必要があるのですが、これは実際のファイルのPathが正しく存在すれば”SQLiteTest.db”がそこに作られます。もっとも、DB Brouser のようなSQLiteを扱えるソフトで作ってもよいでしょう。テーブル名は ”User” です。

var db = new SQLiteConnection (@"D:\test\SQLiteTest.db");

データー構造に関しては、今回は 簡単な名前、年齢の2項目だけのデーターベースとしてします。Userクラスを作ってそこに格納していきます。実際のUserクラスは以下のようにしましょう。

        public class User
        {
            public User() { }
            public User(string Name, int Age)
            {
                this.Name = Name;
                this.Age = Age;
            }

            [AutoIncrement, PrimaryKey]
            public int Id { get; set; } // 主キー

            public string Name { get; set; } // 名前

            public int Age { get; set; } // 年齢
        }

DataGridView1のプロパティで設定してもよいけれどコードで指定するなら、
public Form1の中で、bindingSource1を指定します。

        public Form1()
        {
            InitializeComponent();

            // DataGridView1のDataSouceにBindingSouce1を割り当てる
            // DataGridViewのプロパティで設定しても良い
            this.dataGridView1.DataSource = this.bindingSource1;
        }

ということで、出来た実際のForm1.csは

using SQLite;
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;
using static SQLite_Net.Program;
using static System.Windows.Forms.VisualStyles.VisualStyleElement;


/*
 *  SQLite-net-pcl でSQLiteデータを操作するヒント
 *  これはWindowsでの使い方ですが
 *  Androidでも使えるのでヒントとして残す
 */


namespace SQLite_Net
{
    public partial class Form1 : Form
    {
        public class User
        {
            public User() { }
            public User(string Name, int Age)
            {
                this.Name = Name;
                this.Age = Age;
            }

            [AutoIncrement, PrimaryKey]
            public int Id { get; set; } // 主キー

            public string Name { get; set; } // 名前

            public int Age { get; set; } // 年齢
        }

        public Form1()
        {
            InitializeComponent();

            // DataGridView1のDataSouceにBindingSouce1を割り当てる
            // DataGridViewのプロパティで設定しても良い
            this.dataGridView1.DataSource = this.bindingSource1;
        }

        private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
        {

            // データベースへ接続
            // 実在するフォルダを指定しないとエラーになります(エラー処理していないので・・・)
            using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
            {
                // テーブルの作成(あれば作成せずにスキップする)
                connection.CreateTable<User>();
                // Label7は空文字に
                label7.Text = string.Empty;
            }
        }

        private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            var newUser1 = new User(textBox1.Text, int.Parse(textBox2.Text));
            using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
            {
                // データInsert
                connection.Insert(newUser1);
            }
        }

        private void button2_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
            {
                listBox1.Items.Clear();
                // データSelect
                var userList = connection.Table<User>().ToList();
                foreach (User user in userList)
                {
                    listBox1.Items.Add($"id:{user.Id}, name:{user.Name}, age:{user.Age}");
                }
            }

        }

        private void button3_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            listBox1.Items.Clear ();
            using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
            {
                // IDでデータSelect
                int i = int.Parse(textBox3.Text);
                var userList = connection.Table<User>().Where(user => user.Id == i).ToList();
                foreach (User user in userList)
                {
                    listBox1.Items.Add($"id:{user.Id}, name:{user.Name}, age:{user.Age}");
                }
            }
            textBox3.Text = string.Empty;
        }

        private void button4_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
            {
                // データUpdate
                int i = int.Parse(label7.Text);
                var updateUser = connection.Table<User>().Where(user => user.Id == i).First();
                updateUser.Name = textBox5.Text;
                updateUser.Age = int.Parse(textBox4.Text);
                connection.Update(updateUser);

                listBox1.Items.Clear();
                // IDでデータSelect
                var userList = connection.Table<User>().Where(user => user.Id == i).ToList();
                foreach (User user in userList)
                {
                    listBox1.Items.Add($"id:{user.Id}, name:{user.Name}, age:{user.Age}");
                }
                textBox4.Text = string.Empty;
                textBox5.Text = string.Empty;
                label7.Text = string.Empty;

            }
        }

        private void listBox1_SelectedIndexChanged(object sender, EventArgs e)
        {
            if (listBox1.SelectedItems.Count > 0)
            {
                int idx = listBox1.SelectedIndex+1;
                label7.Text = idx.ToString();
                //textBox6.Text = idx.ToString();
                using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
                {
                    // IDでデータSelect
                    var userList = connection.Table<User>().Where(user => user.Id == idx).ToList();
                    foreach (User user in userList)
                    {
                        textBox5.Text=user.Name;
                        textBox4.Text=user.Age.ToString();
                    }
                }
            }
        }

        private void button5_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            using (var connection = new SQLiteConnection(@"D:\test\SQLiteTest.db"))
            {
                listBox1.Items.Clear();
                // データSelect
                var userList = connection.Table<User>().ToList();
                //ListをbindingSource1に渡す
                this.bindingSource1.DataSource = userList;
            }
        }
    }
}

実行すると

名前と年齢を入れて追加ボタンで「やまだ」と「20」をいれて追加
続いて「いしい」「35」と入れて追加ボタンを押し「全表示」を押したら上記のように表示します。
ID検索に「1」を入れて「検索実行」でID1のやまだ だけ表示します。
ListBoxでどちらかを選ぶと左下の名前と年齢欄に選択した人を表示しますから、書き換えて更新ボタンを押すとUPDATEします。

右のDataGridView1も可能かな・・と思って追加しましたが無事全表示を押して表示できるようです。
この様に簡単な表示なら、とっても楽が出来る短いコードでOKです。

さて、使い方が判ったのでAndroidアプリ作成に行こうかと思っていますが、この前ちょっと作成に挑戦してみたんだけど。Androidアプリは、画面の作成レイアウトがとっても面倒くさいのですね・・・
簡単にポンポンと置いて作成できれば楽ちんなんですけどね。
layoutのxmlファイルは扱いが慣れていないので、まあ、なかなかうまく出来ません。
デザイン力がないからでしょうか・・・

まあ、一つお勉強したのでAndroidアプリはゆっくりと・・ですかねぇ・・・

セレクトボックスで音楽ファイルを再生

htmlで音楽ファイル再生をする機会があったので忘れないよう記録

いくつか音楽ファイルのある中、一つを選択して再生するにはセレクトボックス等で選択するのが場所も取らず簡単でいけそうです。
しかし選曲数が増えるとジャンル分けして選択数を少なくしたほうが曲も探しやすいでしょう。
セレクトボックスを2つ使い、最初のセレクトボックスは分類に使いもう一つは動的にその分類の曲を表示するようなとてもシンプルな雛形を作成しました。
一応JavaScriptを使っていますが、わかりやすいように最小限でhtmlの中に納めています。
これを参考にいろいろ変化させていけそうです。


index.htm

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <TITLE>音楽ファイル再生</TITLE>
</head>
<!-- スタイルシート -->
<style type="text/css">
      h1 { color: #006600; font-size: 1.2em; padding: 1px 1px 1px; margin: 0px; }
      h1 em { font-style: normal; color: #999; }
      body { color: #666; font-family: sans-serif; line-height: 1.4; }
      a { color: #888; text-decoration: none; }
     .bgmControl {
          /* BGMが選択されているとき */
          /* width: 148px; height: 40px; */
          margin: 0px; padding: 0px;
      }
     .noBgmControl {
          /* BGMが選択されていないとき */
          width: 148px;
          margin: 0px; padding: 0px;
          text-align: left;
          color: #66CC00;
          font-size: 16px; line-height: 18px;
          font-weight: bolder;
     }
     /* _/_/_/ Form 用表示設定 _/_/_/ */
    .bgmSelected {
         color: #662200;
         background-color: #FFEECC;
    }
</style>

<body>
<center>
<P><FONT color="#ff0000"><FONT size="+3">音楽ファイル再生</FONT></FONT><BR>
<BR>
<h1>音楽をあなたに! </h1>
<em>Copy right shotechs2022(c)</em>
<p><br>メニューで曲を選択できます。<br></P>

<!-- 1つめのセレクトボックス。これは静的に(最初から表示内容を固定して)生成している -->
<select id="kind"  class="bgmSelected">
    <option value="">---♪♪ ジャンル選択 ♪♪---</option>
    <option value="jazz">Jazz</option>
    <option value="nutrition">心の栄養</option>
    <option value="musicbox">オルゴールの世界</option>
    <option value="others">その他</option>
</select>
<!-- 2つめのセレクトボックス。1つめで選んだジャンルに応じて、動的に選択肢を変化させ追加する -->
<select id="music"  class="bgmSelected">
    <option value="">---♪♪ 曲名を選択 ♪♪---</option>
</select>
<!-- 以下のdivに曲再生の指令HTMLを動的に挿入する場所として用意 -->
<div id="musicArea"></div>
</center>
</body>
</html>

<!-- JavaScriptで2つ目のセレクトボックスを動的に生成する -->
<script type="text/javascript">
<!-- 1つ目のセレクトボックスの一番最初の要素(jazz)に対する2つ目のセレクトボックスの要素 -->
var array = new Array();
array[''] = new Array({cd:"0", label:"---♪♪ 曲名を選択 ♪♪---"});
<!-- label:"曲名タイトル" fname:"の場所を含めたファイル名" -->
<!-- 下記例はmp3フォルダの中のファイルを指定(URLでもOK)" -->
array["jazz"] = new Array(
  {cd:"0", label:"---♪以下選択してください♪---"},
  {cd:"1", label:"GIRL TALK",fname:"mp3/jazz1.mp3"},
  {cd:"2", label:"WHEN WE'RE ALONE",fname:"mp3/jazz2.mp3"},
  {cd:"3", label:"OUR DREAM COME TRUE",fname:"mp3/jazz3.mp3"},
  {cd:"4", label:"KISSIN'IN THE DARK",fname:"mp3/jazz4.mp3"},
  {cd:"5", label:"WATCH WHAT HAPPENS",fname:"mp3/jazz5.mp3"},
  {cd:"6", label:"DEJA VU",fname:"mp3/jazz6.mp3"},
  {cd:"7", label:"YOUR SPECIAL",fname:"mp3/jazz7.mp3"},
  {cd:"8", label:"[演奏停止]"}
 );
<!-- 1つ目のセレクトボックスの2番目の要素(心の栄養)に対する2つ目のセレクトボックスの要素 -->
array["nutrition"] = [
  {cd:"0", label:"---♪以下選択してください♪---"},
  {cd:"1", label:"HIKARI",fname:"mp3/hikari.mp3"},
  {cd:"2", label:"KAGERI",fname:"mp3/kageri.mp3"},
  {cd:"3", label:"MINATO",fname:"mp3/minato.mp3"},
  {cd:"4", label:"KASUMI",fname:"mp3/kasumi.mp3"},
  {cd:"5", label:"MIZORE",fname:"mp3/mizore.mp3"},
  {cd:"6", label:"KAEDE",fname:"mp3/kaede.mp3"},
  {cd:"7", label:"[演奏停止]",fname:""}
];
<!-- 1つ目のセレクトボックスの3番目の要素(オルゴールの世界)に対する2つ目のセレクトボックスの要素 -->
array["musicbox"] = [
  {cd:"0", label:"---♪選択してください♪---"},
  {cd:"1", label:"君をのせて",fname:"mp3/01.mp3"},
  {cd:"2", label:"天空の城ラピュタ",fname:"mp3/02.mp3"},
  {cd:"3", label:"海の見える街",fname:"mp3/03.mp3"},
  {cd:"4", label:"旅立ち",fname:"mp3/04.mp3"},
  {cd:"5", label:"となりのトトロ",fname:"mp3/05.mp3"},
  {cd:"6", label:"まいご",fname:"mp3/06.mp3"},
  {cd:"7", label:"鳥の人",fname:"mp3/07.mp3"},
  {cd:"8", label:"ナウシカ・レクイエム",fname:"mp3/08.mp3"},
  {cd:"9", label:"アドリアの海へ",fname:"mp3/09.mp3"},
  {cd:"10", label:"帰らざる日々",fname:"mp3/10.mp3"},
  {cd:"11", label:"[演奏停止]",fname:""}
];
<!-- 1つ目のセレクトボックスの4番目の要素(その他)に対する2つ目のセレクトボックスの要素 -->
array["others"] = [
  {cd:"0", label:"---♪選択してください♪---"},
  {cd:"1", label:"",fname:""},
  {cd:"2", label:"",fname:""},
  {cd:"3", label:"",fname:""},
  {cd:"4", label:"",fname:""},
  {cd:"5", label:"[演奏停止]",fname:""}
];

<!-- 曲再生のリストを動的に挿入 -->
document.getElementById('kind').onchange = function(){
  music = document.getElementById("music");
  music.options.length = 0
  var changedPref = kind.value;
  for (let i = 0; i < array[changedPref].length; i++) {
    var op = document.createElement("option");
    value = array[changedPref][i]
    op.value = value.fname;
    op.text = value.label;
    music.appendChild(op);
  }
  
<!-- 選択した曲の場所を取り出す -->
 document.getElementById('music').onchange = function(){
  music = document.getElementById("music");
  var changedPref = music.value;

  <!-- 再生命令のHTMLをdivの位置に動的に挿入 -->
  var musicArea = document.getElementById("musicArea");
  musicArea.innerHTML = "<audio controls autoplay src='" + changedPref + "'></audio>";

  }
}
</script>

C# WPFでシリアル通信をするときの覚書

Visual Studio 2022でC#WPFプログラムを書いていると、Windowsフォームアプリケーションで使っていたSerialPort クラスがそのままでは使えないようだ。

using System.IO.Ports;

というように書きたくても.IOまでは出てくるが最後の.Portが自動で出てこない。
無理やりそのまま書いてもビルドでエラーが表示されてしまい”アセンブリ参照が見つかりません!”
と叱られてしまう。

最初はSystem.IO.Ports.dllが無いのかと思ったりもしたのだが・・。

ググってみるとNugetでSystem.IO.Portsをインストールすると使えるようになるようだ。
というわけで、
ツール ー NuGetパッケージマネージャー ー ソリューションのNuGetパッケージの管理でSystem.IO.Prtsを追加する。

これで無事使えるようになりました。

Let’s encryptの証明書更新でエラー

※この情報は2年以上前の古い情報ですので注意が必要です。

apach2で動いていたWebサーバーを一時的にNginxに切り替えてテストをしていたのだがテストも終わってapache2に戻したところ、自動で設定していたLet’s encryptの証明書更新で、いつの間にやら何かエラーを吐いていたようだ。

以下がそのエラー

could not choose appropriate plugin for updaters: could not select or initialize the requested installer apache.

Saving debug log to /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log

要約すると
アップデーターに適切なプラグインを選択できませんでした:要求されたインストーラーapacheを選択または初期化できませんでした。

だそうだ・・・
プラグインだって?・・・

色々調べてみたところ
python3-certbot-apacheという Apache pluginがあるがそれが入ってなかったようだ。
$ sudo apt install python3-certbot-apache
と入力してこれを入れたら無事動くようになった。

でも最初にapache2を入れたときにこんなの入れた覚えはないんだがなぁ・・・
以前python2からpython3に変わった時に何らかの依存関係でインストールされたのか??それなのに今回一度apache2を削除して再度インストールしたときにはインストールされなかった??
なにかよく分からないのだがひとつ削除すると色々一緒に削除されるので、便利ではあるが実際は管理するのはなかなか出来ないものですね。

今回はapache2に戻してしまったがNginx良いですね。
今度時間があるときに変えようかな

Raspberry Pi 4B とRaspberry pi OS

Raspberry Pi 4BとRaspberry Pi OS 64bitの組み合わせでUSB bootが出来るようになったのでインストールが楽になりました。

今まで、USB boot非対応の時は、microSDカードにいったんインストールしてからSSDに入れ直す等の小細工をして使用していたのですが、上記組み合わせでbalenaEtcher等を使って直接SSDにOSを組み込む事が可能になりました。
手間無く、そして時短になりました!やっとですが大歓迎!!

テスト用に色々な使い方をしていたので、OSの入れ直しなんて何度やっていたか・・・それが楽になるのだから本当に大歓迎です。
とは言うものの、Debian系とUbuntu系両方をそれぞれ普段使っている私としては微妙なターミナルでの設定の違いがいつも頭の中でゴチャゴチャです。
余計な操作をしてしまう事もしばしばです。そっちの理由で入れ直しが多いともいえなくもないので楽なインストールは大歓迎です。