Raspberry Pi 3+とUSB SSD

巷で人気のraspbberry pi を使ってLinux OSディストリビューション「Raspbian」をインストールし、その後Webサーバー、FTPサーバ等、各種サーバーをインストールしました。せっかくなので手順を覚え書きとして記録して行きます。

まずはraspbberry pi 3 model B+を入手。

手っ取り早いところで、アマゾンでは「コンプリートスターターセット」と題し
本体+SDカードメモリ+microSDカードリーダー+電源+HDMIケーブル+ケース付で1万円を切った値段で販売しているので個別に入手が面倒な場合はこれで十分のようです。私もものぐさなのでこれで購入しました。
ただし、この今回のセットについているケースは今ひとつでした。
私はサーバーにする目的だったので、後でファン付のものに買い換えをしました。
この「コンプリートスターターセット」は、SDカードに最初からOS(noobs)がインストールされていて、それから起動して行くとDebian系Linuxが手間無く、あっという間にインストール出来ます。
私の場合も、まずはそのまま入っているOSから起動してインストールしました。
そして色々とお試しで動かしておおよその状態が判ってから、新規でSDカードをフォーマットしてホームページから最新のものを入れ直しをしました。
今回は、まっさらSDカードから作っていく方法を書いて行きます。
ただ、SDカード起動のサーバーを作成するとなると、メモリの寿命の短さから実用的で無いので最終的にはUSB起動で外付けハードディスクまたはSSDで起動させる様に仕様変更して行きます。

OSのセットアップまでの手順

1.Raspbianの入手

ここでは、ラズベリーパイ推奨のLinuxディストリビューション「Raspbian」を入れていきます。OSはここから入手しましょう。
https://www.raspberrypi.org/downloads/noobs/

noobsはLiteではなく、フルzip版をダウンロードしてください。
後でUSBのHDDに入れ替えるので最初はFullでインストールして遊びましょう。

ダウンロードしたZipファイルから「xxxx-xx-xx-raspbian-jessie.img」ファイルをを展開しておきます。

2.microSDカードのフォーマット

microSDカードをフォーマットしましょう。
現在のWindows10のフォーマットであるNTFSではなく旧Windowsで使われていたFAT32/64でフォーマットします。
SD規格が定めるフォーマットをするためにも、以下のリンクからSD Card Formatterをダウンロードすると簡単にフォーマット出来ます。
https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/

このソフトは下記の容量に従って、標準サイズのSDメモリカードとmicroSDメモリカードをフォーマットできます。

ダウンロードしたらインストールしておきましょう。

それではフォーマットです。
Windows PCにmicroSDカードをさします。
SD Card Formatterを起動します。
microSDカードがささってるフォーマットするドライブを選択します。
フォーマットをクリックします。
フォーマットオプション消去設定はクイックフォーマット、論理サイズ調整はONに設定。
OKをクリック。これでmicroSDカードがフォーマット終了です。

3.Disk Imageの書き込み

microSDカードに最初に入手したRaspbian Liteのイメージを書き込むためのソフトWin32 Disk Imagerを以下のリンクからダウンロードします。
https://ja.osdn.net/projects/sfnet_win32diskimager/

それでは書き込み開始します。
microSDカードをPCにセットしておきWin32 Disk Imagerを起動します。
Image File: 先ほど解凍したRaspbian Liteのimgファイルを選択します。
Device:  先ほどフォーマットしたmicroSDカードのドライブを選択します。
Writeをクリック、書き込みが完了。

4.raspbberry pi の起動

それではmicroSDカードにOS imageが書きこまれているので、それをラズベリーパイにセットし、HDMIのモニター、USBキーボード・マウスをついないでさらにLAN、を接続します。
最後に電源ケーブルを差し込んで起動で「Raspbian」のインストールが始まります。
今回はFullインストールなのでRECOMMENDEDと表示されているRaspbianにチェックを入れます。
警告が表示されるので「Yes」をクリック。
インストール途中でアカウントの作成が指示されます。

ラズパイはデフォルトアカウントは最初から登録されています。
アカウント:pi

CUI版のRaspbian Stretch Liteの場合はパスワードが最初から入っていて
パスワード:raspberry
今回のGUI版のRaspbian Stretch with desktopをインストールした場合は自分で自由なパスワードを入力します。
もちろん入力たパスワードは忘れないようにしておいてください。

以後のログインはraspberrypi login:にpiと入力し、Password:に今回作ったパスワード○○○○○○と入力しログインします。

以上がOS導入編です。

後日、Raspbian初期設定編アップです。

投稿一覧

関連記事

前回作成したUDP通信コンポーネントでチャットソフトを作ってみる

C# Windowsショートカットをキーボード入力ではなくボタンのクリックで送る方法

C# UDP通信のためのコンポーネントの作成

C# 既定のブラウザでURLを開けずエラーの対処

DSO-TC3を買ってみた!!

QRCodeMaker(QRコード作成、読取りソフト)